●18日、ロシア・軍事産業クーリエは、世界各国の潜水艦戦力に関する分析記事を掲載した。写真は2010年、武漢で退役した中国人民解放軍の潜水艦303号が一般公開された。
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サーチナニュース 2012/12/23(日) 15:32
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1223&f=politics_1223_005.shtml
中国が世界最多の潜水艦を保有 日米の強敵に
ロシア政治・軍事分析研究所のアレクサンドル・フラムチヒン副所長はこのほど、各国の潜水艦の実力および潜水艦の発展すう勢を分析し、
「ロシア海軍の潜水艦数は中国と米国に次ぐ世界3位、
原子力潜水艦数は米国に次ぐ2位で、
全体的な実力はディーゼル潜水艦・多目的原子力潜水艦数が1位の中国を上回る」
と指摘した。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
ロシアの専門家によると、米国は世界最強の原子力潜水艦部隊を保有している。
戦略核兵器に属しない戦略ミサイル原子力潜水艦以外に、米国の先進的な潜水艦には
4隻のオハイオ級巡航ミサイル原子力潜水艦、
9隻のバージニア級原子力潜水艦(30―40隻の建造を予定)、
3隻のシーウルフ級原子力潜水艦、
42隻のロサンゼルス級原子力潜水艦
が含まれる。
これらの原子力潜水艦は非常に広範な作戦能力を持ち、各国の海軍に対抗することが可能だ。
さらにトマホーク巡航ミサイルを用い、敵国の沿岸目標物を破壊できる。
米国はさらに、最強の対潜水艦能力を持つ。
アジア各国もまた、潜水艦の発展に取り組んでいる。
韓国はドイツとの協力により、短期間内に潜水艦保有を実現し、さらに世界有数の潜水艦部隊を形成した。
韓国は現在、9隻の209型潜水艦と3隻の214型潜水艦を保有する。
マレーシア海軍はフランスから2隻のスコルペヌ型潜水艦を購入した。
ベトナム海軍はロシアから6隻の636型潜水艦を購入した。
日本は現在、少なくとも19隻の潜水艦を持つ。
これには
4隻のそうりゅう型潜水艦、
10隻のおやしお型潜水艦、
5隻のはるしお型潜水艦
が含まれる。
このうちそうりゅう型潜水艦はAIP推進を搭載しているが、ロシアの専門家は、
「中国の潜水艦部隊は高い実力を持ち、太平洋北西部で日米海軍の強敵になる」
と分析した。
人民解放軍海軍のディーゼル潜水艦・多目的原子力潜水艦の数は世界一の約70隻に達し、常にこの数を維持している。
中国は現在
8隻の033型潜水艦、
13隻の035型(明型)潜水艦、
5隻の035G型潜水艦、
13隻の039G型(宋型)潜水艦、
2隻の877型潜水艦、
2隻の636型潜水艦、
8隻の636EM型ディーゼル潜水艦
を保有しており、それぞれ4発のZM54E対艦ミサイルを搭載している。
10隻の041A型(039A/B型:元型)ディーゼル潜水艦は、国産の対艦ミサイル「鷹撃-8Q」を搭載している。
4隻の091型(漢型)原子力潜水艦、
4隻の093型(商型)原子力潜水艦
もまた、鷹撃-8Qを搭載している。
中国海軍は今後、新型の093型原子力潜水艦を091型の後継艦とする計画で、041型は旧型艦の033型と035型の後継艦になる。
041型はAIP推進を搭載しているため、今後大量生産される可能性がある。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年12月22日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67683&type=0
中国の潜水艦保有数は世界一、
台湾を包囲・孤立化させるに十分な戦力―ロシアメディア
2012年12月18日、ロシア・軍事産業クーリエは、世界各国の潜水艦戦力に関する分析記事を掲載した。
対潜水艦戦闘の技術は大きな進歩を遂げたが、しかし潜水艦は戦車やヘリコプター同様、代用の利かない重要な兵器であることに違いはない。
特に自国よりも強い相手と戦う時には極めて有効なツールとなる。
①.水上艦艇よりも安く早く製造できること、
②.乗員の数が少ないことも発展途上国にとってはメリット
となっている。
中国のディーゼル潜水艦及び多用途原子力潜水艦の数は合計70隻と世界一。
原潜主体の米国、ロシアのほうが実力は上とはいえ、中国も台湾を包囲し孤立させるのに十分な戦力をキープしている。
今後、中国はさらに原潜の数を増やし、海外の海軍基地の数を増やすとみられているが、そうなれば
中国の潜水艦戦力は世界的な地縁政治において無視し得ない要素
となるだろう。
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サーチナニュース 配信日時:2012年12月24日 22時24分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67758&type=0
米研究者「台湾が潜水艦を購入すれば中国への抑止力に」―中国メディア
2012年12月21日、中国新聞社は、 米国のシンクタンク国家政策センター(CNP)会長スコット・ベイツ氏の
「米国は台湾に軍事訓練などの協力を行い、台湾の防衛能力を増強させるべき」
という意見を伝えた。
さらに、同氏は台湾が潜水艦を購入し海軍の軍事力を強めることで、中国に対する抑止効果になると述べた。
台湾・中央社によれば、同氏は12月初めに台湾を訪問し、21日に対外討論会を開催。
台湾の空海軍事力は抑止力を持つまでに至っておらず、攻撃を防御できる程度の軍事力が必要だとした。
米国が台湾に対してF-16戦闘機を売るべきかどうかは明確にしなかったが、潜水艦は台湾にとって重要であると位置づけた。
米国による台湾への武器売却については、中国国務院台湾事務弁公室は一貫して強く反対するという立場を強調してきた。
中国側は中台関係が平和的に発展しつつあるなか、台湾が両岸関係に緊張をもたらすことのないよう促す一方、米国に対しては一つの中国政策を守るよう望んでいる。
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もし、日中が戦闘を起こせば、日本はまず潜水艦部隊の絶滅に動く。
というのは、潜水艦は海の下にいて、通信ができない。
映像も残らないし、記録も残らない。
よって、撃滅しても証拠が残らない。
せいぜいのところ、残骸が浮かんでくるだけのことで、操船ミスとでもいえる。
知らん顔をしてれば、永久にわからない、からだ。
中国としても、潜水艦の性格からしてあからさまな発表はできないことになる。
よって、戦闘が始まったらまず潜水艦を海の藻屑として沈黙させてしまうことが一番てっとり早くなる。
海上自衛隊はまずそこから始めるだろう。
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サーチナニュース 2013/01/10(木) 10:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0110&f=politics_0110_005.shtml
日本の「建造中の空母」、わが国潜水艦部隊の脅威に=中国
中国網日本語版(チャイナネット)は9日、
「日本が建造中の空母が、わが国の潜水艦部隊の脅威になる」
と報じた。以下は同記事より。
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日本は軍事力により釣魚島(日本名:尖閣諸島)を奪取する(原文ママ)ため、ひそかに準備をしている。
日本で唯一のパラシュート部隊は千葉県で離島奪還のシミュレーションを行った。
海上保安庁は、釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)に専従部隊を設ける方針だ。
自衛隊はまた、建造中の「駆逐艦」 22DDHの写真を公開した。
2011年1月の22DDHの着工以来、世界は初めて「空母」と呼ばれない空母を目にした。
日本側が「駆逐艦」と呼ぶ同空母の写真を見る限り、 22DDHの建造は日本の造船業の高い水準を引き継いでいるようだ。
各パーツごとに建造し、集中的に組立を行い、たくみな溶接技術を誇り、表面はなめらかだ。
22DDHの建造は驚異的なペースで進められている。
11年初から現在までの1年に満たない期間で、艦体の完成度は着工から8年が経過するインド海軍の「ヴィクラント」を大きく上回っている。
22DDHは現在、格納庫甲板以下の艦体、一部格納庫の周辺の船室の建造のみを完了しており、上階の飛行甲板は半分も敷設されていない。
公開された写真は艦艇の後方から撮影されたもので、完工した場合は見て取ることができない格納庫などの重要な情報を見て取れる。
写真に参考物を加えると、22DDHは日本が称するような巡回・災害救助に用いられる「駆逐艦」ではなく、
「空母」と呼ばれない空母
であることが分かる。
22DDHはMk15「ファランクス」を3基、近接防空システム「RAM」を2基搭載する。
甲板と格納庫には14機の艦載ヘリコプターを搭載でき、同時に5機のヘリコプターを発着艦させることが可能だ。
2万7000トンに達する満載排水量はイタリア海軍の空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」、スペインの空母「プリンシペ・デ・アストゥリアス」、イギリスロイヤル海軍の空母「インヴィンシブル」を上回る。
22DDHのメインエンジンは4基2軸のガスタービン(11万2000馬力)で、最高速力は30ノットに達する。
その排水量、外観、搭載される武器は、空母とほぼ変わらない。
カナダ軍事誌『漢和ディフェンスレビュー』は、同艦を現代の軽空母として位置づけている。
22DDHは就役後、遠洋対潜作戦編隊の旗艦となるだろう。
海上自衛隊の対潜能力は2倍に強化され、カバー可能な海域も数倍に拡大される。
日本の艦船総合情報誌『世界の艦船』は、
「22DDHは高性能のソナーとヘリコプター遠距離作戦能力を融合させ、戦時においては魚雷を主要武器とする隣国の潜水艦による日本の水面艦隊への接近を防ぎ、海上自衛隊の周囲300カイリの海域を安全海域とする」
と伝えている。
日本が建造中の「駆逐艦」22DDHは攻撃型空母になる可能性がもっとも高いという分析もある。
日中両国で主権を巡る紛争が発生した場合、第一列島線の突破が可能な中国海軍の大規模な潜水艦部隊は、日本の強力な対潜能力による脅威に直面するだろう。
22DDHの空母としての特徴は、その艦載能力からも見て取れる。
同艦の飛行甲板と格納庫はヘリコプターのほかに、プロペラ機や無人機を搭載することが可能だ。
日本はまた、米国からF-35B戦闘機の購入を予定しており、最大の注目を集めている。
『漢和ディフェンスレビュー』は、
「22DDHは12機以上のF-35Bを搭載する能力を持つ」
と指摘した。
しかし新たに公開された写真を見ると、F-35Bの新空母への搭載には無理があるようだ。
格納庫の幅は約20メートルのみだが、F-35Bの主翼の全長は約11メートルに達する。
つまり格納庫に無理にF-35Bを押し込んだとしても、2機のF-35を格納庫内に並列させることができない。
また22DDHの前部のエレベーターは同艦の中央線上に位置しており、後方からは1機の航空機しか送り込めず、そのほかの航空機は1機目を追い抜き格納庫に入ることができない。
仮にF-35Bを搭載するとしても、甲板下の調整が困難になるだろう。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年1月16日 15時17分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68469&type=0
潜水艦戦力の増強を続ける中ロ=中国はロシア新型艦の輸入を決定―ロシアメディア
2013年1月12日、ロシア・ラジオ局ボイスオブロシアはウェブサイトで記事
「複雑なアジア太平洋情勢に対応するべく中ロは海軍強化を継続」
を掲載した。14日、環球網が伝えた。
10日、ロシアの新型戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーが就役した。
同艦はボレイ級の第1番艦。2020年までに8隻が配備される予定で、米軍のミサイル防衛(MD)に対抗する多弾頭型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載している。
また新型攻撃原潜のヤーセン型原子力潜水艦も2020年までに10隻建造される予定だ。
新たな潜水艦戦力の一部は緊張が高まり続けるアジア太平洋地域に配備されることになる。
アジア太平洋地域の複雑な情勢に対応する姿勢を見せているのは中国も一緒だ。
中国は今、全力で海軍戦力の補強を続けている。国産兵器だけではなく輸入も続ける方針で、2012年にはロシアとアムール級潜水艦4隻の購入で同意した。
うち2隻は完全な輸入、残る2隻は中国での組立てとなる。
中国製パーツの利用率は30%弱の予定だが、自国で新型潜水艦を製造することでロシアの新技術を把握可能になる。
(翻訳・編集/KT)
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この記事は2つのことを言っている。
一つには「新型潜水艦の開発能力は中国にはない」
ニつには「中国潜水艦にはロシアの最新技術は渡さない」
ということである。
つまり、中国の潜水艦は次術的にロシア下にあるということになる。
これは、アジアでは同じ水域を航行するうえで、ロシアにとっては譲ることのできないことである。
よって、内容的にはさほどにトピックスなことでもない。
【中国の外交文書:“尖閣は琉球の一部”】
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