2012年12月25日火曜日

強まる反中国網:四面楚歌なのに、なぜ中国はベトナムを味方につける行動をとらない

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●23日、南シナ海の領有権問題が原因でベトナム国内において中国に対する新たな抗議活動の形態としてサッカーに注目が集まっている。写真はパラセル諸島。


 なぜ、中国はベトナムを味方につける行動をとらないのか。
 日中対決があらわになってきたのだから、ベトナム・フィリッピンには蜜を贈って中国への反発がでないようにするのが通常の外交だろう。
 ところが、このニ国を敵に回して、さらにはパスポートを作り替えて、憎しみを煽り立てるようなことをしている

 中国にとって日本はがっちり敵対できる国だろう。
 長い反日教育の成果が実を結んだところだろうに。
 何も周辺国を刺激して、四面楚歌に自らを落としこむこともないだろう。
 いま中国の友好国はアジアでは北朝鮮とパキスタンの二国しかないとまで言われている。
 カンボジアもミヤンマーも中国から距離をおこうと動いているという。
 何か非常に外交のギアがスムーズに回っていないような気がする。


レコードチャイナ 配信日時:2012年12月25日 12時22分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67799&type=0
 
南シナ海問題で中国との関係が悪化、ベトナムがサッカーで抗議活動―英メディア

2012年12月23日、ロイターによると、南シナ海の領有権問題が原因でベトナム国内において中国に抗議するデモが起きており、そうした抗議活動はそのたびに当局に取り締まられているが、新たな抗議活動の形態としてサッカーに注目が集まっている。サッカーチームを結成し、フィールドで中国に対する不満を発散させているという。24日付で環球時報が伝えた。

結成されたチームは「NO U FC」という名で、「U」は一般に「U字ライン」と呼ばれる中国が新たに発行したパスポートに記載された南シナ海の中国領を示す境界線を示している。「FC」はフットボールクラブのことだが、「Fuck China」の略でもある。

チームの代表者は、2011年6~8月にかけてベトナムで抗議活動をしていた人が警察に逮捕されたのをきっかけにサッカーチームを結成し、サッカー場で応援するのに合わせて自身の政治的な意見を主張することを決めたと話している。

チームのユニフォームには「U」に×を加えたマークを掲げ、背中にもパラセル諸島の領有を主張する言葉がベトナム語で書かれており、サポーターが手にしている旗には反中国スローガンが。同チームが得点を挙げるとサポーターは「中国を倒せ!」など反中国のスローガンを大声で叫ぶのだという。




レコードチャイナ 配信日時:2012年12月28日 10時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67880&type=0

強まる反中国網、米国の警戒網を見極めるべき―香港メディア

 2012年12月26日、環球時報(電子版)によると、香港のアジア・タイムズ・オンラインは22日、
 「中国は米国の警戒ラインを探っている」
と題した記事を掲載した。 

 一部の国は米国の後押しを得て中国との間で領土紛争を起こし、米国は中国の利権を脅かすとともに朝鮮半島や南シナ海での勢力を広げようとしているとしているほか、日中間の領土争いにも米国は加わろうとしている。
 「こうした状況を欧米諸国のメディアは
 『強硬な姿勢を取る中国が地域の緊張を高めている』
と誤った内容を伝えている」
と記事は指摘している。 

 米ニューヨーカー誌は
 「米国と異なり中国には世界に提示できるものは何一つない」
とし、
 「欧米が機会を与えなければ中国には国際的な首脳会議に出席する権利すらない」
と指摘する記事を掲載しているが、米オバマ大統領の対中国政策もこうしたものであり、
 中国を拒絶する姿勢を取ることを欧米諸国が決定した
としている。 

 そうした中、
 中国が取るべき対応は米国との正面衝突を避け、
 米国が日本などの同盟国を立てて構築する対中国ラインを見極めるとともに、
 そのウイークポイントを見つけ出し、同盟国から崩していくべきだ
と記事は指摘している。


 早晩、中国のゴリ押しが通用しない時代がやってくる
ということだろう。




レコードチャイナ 配信日時:2013年1月9日 17時15分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68282&type=0

国際企業の中国撤退、カンボジア移転が加速
=デメリット少なくないが、低賃金が魅力―米紙

 2013年1月7日、米ワシントンポスト紙は
 「低賃金のカンボジアへ、中国などからの企業移転が加速」
と題する記事を掲載。
 中国では労働者の賃金が2ケタペースで上昇しているほか、人材資源が枯渇していることから、多くの企業がベトナムやバングラデシュ、インドネシアなどのより人件費の低い国々へと移転しているという。
 環球網が8日付でこれを伝えた。

 カンボジアは人口1500万人の小国だが、ここ2年ほどで首都プノンペンやタイとの国境地域に多くの工場が建設されている。
 とくに香港や日本の企業が安価な労働力を求めた、カンボジアへの投資を積極的に増やしている。
 2012年、海外企業によるカンボジアへの直接投資額は15億ドルにのぼり、前年よりも8500万ドルも増えている。
 産業別では製造業・農業・金融業への投資が多い。

 ある台湾企業の経営者によれば、カンボジアの労働者の賃金相場は月85~100ドルだった3年前から、現在は110~130ドルに上昇しているが、それでも相場400ドルの中国と比べればまだまだ安い。
 しかし、同時にデメリットもある。
 工場の生産効率は中国の80%程度にとどまることや、現地の技術者不足、電力コストが高いなどインフラの不足といった欠点も多く残っていると記事は指摘している。

 カンボジア縫製業者協会のケン・ルー事務局長は、
 「中国の受注分を全面的にカンボジアが奪取する状況はありえない」
としている。
 アパレル産業における2012年の輸出額はカンボジアが43億ドルで中国が2700億ドル。
 そのうち数百億ドル分が東南アジアに移転したとしても、これを全額受注できる国はないと指摘している。