●26日、尖閣諸島問題で冷え込む日中関係を背景に、低迷が続いていた訪日外国人の消費が復調しつつある。減少した中国人客の穴を埋めているのは、タイやベトナムなど東南アジアからの観光客だ。写真は東京銀座。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年12月27日 10時35分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67864&type=0
訪日外国人消費が回復へ、
タイ・ベトナムなど東南ア客が中国人客の穴埋めに―中国メディア
2012年12月26日、尖閣諸島問題で冷え込む日中関係を背景に、低迷が続いていた訪日外国人の消費が復調しつつある。
減少した中国人客の穴を埋めているのは、タイやベトナムなど東南アジアからの観光客だ。
消費意欲も旺盛で外国人消費の新たな顔になりつつあるという。
中国の経済ニュース総合サイト・中国経済網が報じた。
日本全国に百貨店24店を構える「三越伊勢丹ホールディングス(本社・東京)」は、
「11月の外国人向け売上高は前年並みに回復した」
と報告。
伊勢丹新宿本店ではタイを中心に東南アジアの観光客が前年同期の3倍に伸びた。
店頭では海外のブランド品や日本の高級衣料を買う人が多いという。
「三越伊勢丹」によると、「1回の支払額は10万円以上と中国人観光客に引けをとらない」。
一方、老舗百貨店を経営する「大丸松坂屋百貨店」(本社・東京)も11月の外国人向け売上高が前年同期より16%増えた。
それまで、中国人団体客が多かった松坂屋銀座店は5割減と苦戦が続いているが、大丸札幌店や大丸東京店(千代田区)は4~6割伸びた。
そして、9月に増床した大丸東京店は18通貨を両替できるカウンターを新設。
日本国内で使用できる携帯電話のレンタルサービスも始めた。
そのほか、観光客に人気があるのは家電量販店だ。
うち「ヨドバシカメラ」(本社・東京)のマルチメディアAkiba(東京・千代田区)ではマレーシアなどからの来店客が増加している。
同店は
「最新式の炊飯器を買うベトナムからの観光客が多い」
としている。
また、レジャー施設でも客足は戻りつつある。
長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」では、中国・上海市を結ぶ国際旅客船の運休は続いているものの、「タイやシンガポールからの観光客が増えている」という。
独立行政法人国際観光振興機構(JNTO)によると、10月の訪日外国人客数は前年同期比14.7%増だった。
中国からの観光客が33%減った一方、タイやベトナム、マレーシアからの観光客が過去最高を記録したのだ。
その要因として経済成長や査証(ビザ)の発給緩和などが考えられる。
日本政府は今年6月、タイ人を対象に短期滞在なら3年以内に何回でも出入国できる数次査証の発給を開始。
9月にはインドネシア人向けにも数次査証の発給を始めた。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/内山)
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東京新聞 2012年12月30日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012123002000096.html
海外ツアー軒並み増の中 中国85%減
2013年1~3月に出発するJTBなど旅行主要四社の海外パッケージツアーの予約者数合計が、欧州行きは前年同期比で約40%伸びている。
一方、日中関係の悪化が響く中国行きは約85%減と大きく落ち込んでいることが二十九日、分かった。
中国などを除けば、円高基調が続く中で海外旅行は堅調。
グアムやサイパンなどのミクロネシアは約14%増、
米ハワイも約12%増
となり、全方面合計でも約3%増えた。
団塊世代の夫婦や女性グループらの参加者が目立ち、最大手のJTBは13年の日本人の海外旅行者数が1,870万人と、二年連続で過去最高を更新すると予測する。
13年と12年の1~3月出発ツアーについて、それぞれ前年十一月下旬時点の予約数を比較。
欧州は近畿日本ツーリストの66・2%増を筆頭に、日本旅行は58・7%増、JTBも31・6%増、ジャルパックも27・3%増と、それぞれ増えた。
ハワイの人気も根強く、日本旅行が48・1%増、JTBも20・8%増えた。
中国は各社とも70・0%減~87・1%減と激減し「先行きは不透明で依然厳しい」(ジャルパック)情勢。
ただ旅行大手幹部は
「欧州などへの長距離ツアーや、航空機のビジネスクラスを利用した高額商品などが好調で、中国の不振はカバーできている」
と話す。
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サーチナニュース 2013/01/01(火) 11:07
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0101&f=business_0101_012.shtml
日本人の中国観光意欲が低下 中国業務を扱う旅行社が次々破産
時事通信社によれば、日中間で尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題が発生してから両国関係は冷え込み、中国を観光する日本人観光客の数は大幅に減り、中国観光業務をメインに行う旅行社は次々と破産していると伝えた。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
東京商工リサーチによると、岡山市の日東トラベル株式会社は2012年12月26日に営業を停止し、破産手続きを開始した。
同旅行社は北京に事務所を開設し、中国市場の開拓に積極的に取り組んでいた。
11年の東日本大震災の影響で業績が悪化し、12年は尖閣諸島問題によって中国を訪れる日本人の数が大幅に減少したため、巨額の赤字を抱えることになった。
そのほか、帝国データバンクによると、東京千代田区にある中国観光を専門に扱う21世紀旅行社「じゃなーる」も12年12月20日に休業し、13年1月に破産を申請する予定だ。
同旅行社は中国の旅行社と業務提携し、ビジネスツアーを専門に扱っていたが、12年9月以降に業務が急激に減り、資金繰りが困難になっていた。
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【中国の外交文書:“尖閣は琉球の一部”】
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